美と環境を繋ぐメイクアップアーティスト 小林安弥果さんの挑戦 ~ジモティーやリユース品で作り上げた新事務所から未来を描く~
合同会社AK・1の代表であり、フリーのメイクアップアーティストとして活躍する小林安弥果さん。個人レッスン、メイク講習会、美容品販売、そして死化粧に至るまで、多岐にわたる活動を展開する彼女が、新たに事務所を開設しました。そこで注目すべきは、ジモティーでリユース品を活用し、環境に優しい空間づくりを実現した点です。この挑戦について、お話を伺いました。
メイクアップを超えて「心」に寄り添う活動
小林さんは、メイクアップを通じて外見の美しさだけでなく、心を癒し、人と人を繋ぐ仕事に取り組んでいます。三鷹でのサロン運営を経て、現在は東村山に拠点を置く「ArtistMake Amica」で活動。個人レッスンや講習会、企業でのメイクディレクション、介護施設でのケアメイクなど、幅広い分野で活躍されています。また、死化粧という特別な分野にも取り組み、ご遺族の心に寄り添うお見送りのサポートも行っています。 公式ウェブサイト(ArtistMake Amica公式サイト)や、公式Instagram(@amika_make_up_artist)では、小林さんの技術や想いが発信され、多くの人々に届いています。ぜひ一度ご覧ください!
ジモティーを活用した新事務所の開設
新事務所の内装の約9割には、ジモティーやリユース品が活用されています。
ジモティーで購入してくださった円台と椅子は受付に使用してくださっています。
小林さんは次のように語ります。「とても使いやすく、事務所の顔ともいえる受付にぴったりです。誰かが捨てようとしたものに新しい命を吹き込めることに感謝しています。」
また、このリユース品を活用した事務所づくりには、小林さんのもうひとつの想いが込められています。それは、若い世代へのエールです。
「低予算でも、工夫次第で自分の夢を形にすることは可能です。この事務所を見て、若い子たちにも挑戦する勇気を持ってもらいたい。そして、そのためにも私自身がこの事務所を成功させることが目標です。」
工夫が光るリメイクアイテム
閉業した美容室から譲り受けた備品や、友人から譲り受けたマグカップも空間づくりに役立っています。廃棄される予定だった物が新たな価値を持つ瞬間、小林さんの創意工夫が光ります。
「廃棄される予定だった物を引き取り、再活用する。その瞬間、物が新しい価値を持つのを見ると本当に嬉しいです」と語る小林さん。その創意工夫は事務所の随所に反映されています。
リユース品で彩られた事務所の空間
- 受付の机と椅子(ジモティーで購入):シンプルで機能的なデザインが事務所の雰囲気にマッチ。
- マグカップなどの食器類(友人から譲り受けたもの):お客様へのおもてなしに活用。
- 美容室の備品(閉業した店舗から譲り受けたもの):装飾や照明を加え、事務所の雰囲気に合わせてリメイク。
小林さんは、「リユースの取り組みは、メイクで人の美しさを引き出す仕事とどこか通じるものがあります」とも語ります。
新事務所から広がる未来
新事務所を拠点に、小林さんの活動はさらに広がりを見せています。個人レッスンや講習会の拡充、死化粧の普及活動、さらには企業との新たなコラボレーションも視野に入れています。
「これからもメイクを通じて、人と心を繋ぐ活動を続けていきたい。そして、環境に優しい選択を積極的に取り入れることで、持続可能な未来を目指したいと思います。」
取材の感想
実際に訪れた事務所は、温かみのある空間で、リユース品を活用したセンスの良さが際立っていました。小林さんのメイクへの情熱、環境意識、そして「物」や「人」に対する優しい眼差しに触れ、大きな感銘を受けました。
小林安弥果さんが新事務所から始める新しい挑戦は、メイクアップの枠を超え、人々の心に届くものです。その活動は「なくステ(捨てるをなくす)」の理念とも共鳴し、私たちが見過ごしていた物の新たな可能性を教えてくれます。美しさと環境意識が融合した彼女の仕事に、今後も大いに期待しています!
宇津木金属が生まれたのは今からちょうど50年前。高度経済成長期にあった日本では金属加工業を営む町工場が至る所にあり、その工場から出る切削屑を、ちいさな中古トラック1台で回収し、再利用してくれる場所へ運ぶ事業から始まりました。
当時、法律の整備が整っておらず、不法投棄が多く発生しており、政府から産業廃棄物処理業の許可を取得していたのは限られた会社だけでした。そのような環境の中で、宇津木金属は正式な許可を得て、多くの企業様から廃棄物回収の依頼をいただき、事業が拡大していきました。2代目の代表が受け継いだ今も、私たちは厳しい項目をクリアし、優良事業者認定を受けています。私たちの使命は、環境破壊の根本的な解決です。3世代先の子供たちが安心して暮らせ、ゴミを減らす方法についての話し合いが自然と行われるような社会の実現を目指して、私たちは今日もまた、世の中のゴミと問題を片付けていきます。